オートクリーンフィルタのエレメント部は中央の回転軸（スピンドル）にフィルタプレートとスペーサプレートが交互に積み重ねてセットされています。 スペーサプレートを間に挟み込む事により積層されたフィルタプレートどうしの間にはスペーサプレートの厚み相当の隙間ができます。
流体はこの隙間をプレート外周方向から内周方向に向かって流れ、流体に含まれる隙間以上の大きさの「ゴミ」はフィルタプレートの隙間で捕捉されます。 捕捉される「ゴミ」の大きさは、隙間の大きさで決まりますので、隙間即ちスペーサプレートの厚みが濾過精度を決めることになります。 フィルタプレートの隙間が捕捉した「ゴミ」を取り除く為に、回転軸（スピンドル）を回すことによりプレート外周部から入り込んでいるスクレーパプレート（回転軸とは別の軸によって固定されています）によって溜まった「ゴミ」は掻き落されます。
流体を流しながらでも「ゴミ」を掻き落すことができ、エレメントの機能を回復することができますので、「ゴミ」の目詰まりによるエレメントの交換作業などは不要となります。
さらに細かな「ゴミ」を捕捉したい場合は、フィルタプレートの内周部とスペーサプレートの外周部の寸法差で濾過精度を決めることができるタイプのフィルタもございます。